少子化の今でも、妊娠したいという方は結構います。
ですが6組に1組は不妊で悩むカップルがいることはご存知でしょうか?
その中でも20%は
“原因不明の不妊”で悩んでいます。
妊娠したいどなかなか妊娠できないけど
原因がわからない…
妊娠しやすい行為のタイミングを病院では聞きにくい…
どのくらいのペースで行為をすればいいのかわからない…
夜の営みも絡んでなかなか
積極的に聞けない人もいると思うので
今回はじゃんじゃんご紹介します・∀・)ノ
もくじ
人間の妊娠率は20%
哺乳類の中でもっとも妊娠が難しいのは
人間だということはご存知でしょうか?
ネズミの場合妊娠率はほぼ100%、
人間に近いチンパンジーで70%もあり
生物学的な視点から見ると、
わたしたち人間は妊娠しづらい動物と言えます。
簡単に妊娠したいと言いますが、妊娠するには
たくさんの奇跡をクリアしなくてはなりません。
奇跡1:卵子と精子が出会う
排卵のタイミング
卵子の質や精子の質
卵管の状態で
精子と卵子が出会えるか決まります。
卵子は老化していないか
精子は元気か
卵管が詰まっていないかなど、スタートからこんなに
クリアしなければならないハードルがあります。
奇跡2:着床する
卵子と精子が無事に出会って
受精する事ができたら
子宮にやってきて内膜にくっつきます。
この時点で染色体異常などの原因があると
着床しても妊娠には至りません。(科学流産)
奇跡3:受精卵の成長
妊娠判定がもらえてもまだまだ安心できません。
胎嚢や心拍の確認までが難しく
赤ちゃんになる核(細胞)が少ないと
着床して胎嚢が見えたとしても
成長が止まってしまい
心拍が確認できないこともあります。
これらの奇跡を乗り越えてもなお
妊娠5か月に入るまでは
不安定な時期ですので気が抜けません。
こんなにたくさんの奇跡が重なって
妊娠を成立させることができるんですね!
基礎体温から妊娠しやすいタイミングを見つけよう
女性の生理周期は
≪低温期≫
≪排卵期≫
≪高温期≫
に分ける事ができます。
生理周期28日の場合の
基礎体温を見ていきましょう。
・生理開始1日目~12日目→低温期
・12日目~14日目→排卵期
この時期は低温期でガクンと下がってから
次の日はガクンと上がって高温期に突入。
低温期と高温期の差は
0.3~0.5℃以上にもなります。
・15日目~27日目→高温期
・28日目→生理開始・低温期
基礎体温から見る
もっとも妊娠しやすい時期は
≪排卵期≫です。
排卵日2~3日前・排卵から24時間が
≪妊娠のゴールデンタイム≫です。
基礎体温を測っておけば、
排卵検査薬を無駄に使うこともなく検査する事ができるので
目安として測ることをお勧めします。
病院でも3か月以上の
基礎体温データが必要になるので
基礎体温表をつけておくことで
スムーズに受診・原因解明をする事もできますよ!
◎基礎体温の正しい測り方
同じ時間に正しく測ることで
正確な基礎体温表を作成する事ができます。
①婦人体温計を用意しましょう。
(小数点第2位まで測る事ができる体温計)
②手が届く位置に体温計を置いて就寝しましょう。
③起床時身体をなるべく動かさずにそっと測りましょう。
(血流が全身に流れて正しく測れないため)
④経口で測りましょう。
(舌の裏側に筋に当てるように)
⑤体温をメモしてグラフにしましょう。
⑥体調の変化も記入しましょう。
(おりもの・頭痛・胸の張り・投薬など)
細かなメモが原因解明のきっかけになったりするので
詳細に記入する事をお勧めします。
おりものでもわかる排卵日
基礎体温は起きた時間や睡眠時間
測る時のちょっとした変化で
変わってしまう事があります。
そんな時に合わせて確認しておきたいのが
“おりものの変化”です
生理周期28日の場合の
おりものの状態で見ていきましょう。
・生理開始1日目~8日目→おりものはほとんどなし
・8日目~12日目→粘りのあるおりもの
(低温期)
・12日目~14日目→サラサラのおりもの
(排卵期)
・14日目~17日目→伸びるおりもの
(高温期)
・17日目~27日目→生理に向けておりものが減っていく
(高温期)
・28日→生理
(低温期)
女性の身体はデリケートなので
心配事やストレス、ダイエットなどで
排卵日が遅れる事は多々あります。
「生理周期が28日だから14日目が排卵日」と思っていても
何らかの原因で排卵日がずれている
可能性もありますので、基礎体温と一緒に
おりものの確認もしてみてください。
回数が多いと精子が薄くなるって本当?
婦人科などでのタイミング指導などで
「3~5日禁欲してください」と言われることがありますが
- 週1回の性交…妊娠率15%
- 1日おきの性交…妊娠率33%
- 毎日の性交…妊娠率37%
というデータがあるようです!!
頻繁に出した場合
精液の質・濃度・運動率に変化はなく
男性不妊(乏精子症)の場合は
毎日出した方が濃度や運動率が高くなるそうです!
5日以上の禁欲は
精液中に古い精子が増えてしまうので
かえって妊娠率を下げてしまうので
新鮮な精子がポイントです。
たしかに保健の授業でも
「最低でも3日に1回は出さないといけない」
って勉強をしたなー( ´_ノ` )
タイミングにこだわりすぎないで!
「今日は排卵日だから」とお互いプレッシャーになり
行為不能になってしまう事も…
男性だけでなく、女性側が陥ってしまう事もあるので注意が必要☝︎
排卵日当日にしなければいけないのではなく、
排卵日2~3日前・排卵から24時間が
≪妊娠のゴールデンタイム≫なので、
「確実に妊娠したいからこの日!」
と目くじらを立てるのはNG!
もちろんその期間を逃したくないのはわかりますが
妊活で旦那と不仲になってしまっては
元も子もありませんよね。
お互いを想い合える行為を心掛ける事が
妊活の大きな第一歩かもしれません╰(*´︶`*)╯
…クサい事いいました
重要なのは回数ではなく内容です!
コレ結構大事なことで、
女性が気持ち良くなる事で
精子を子宮の奥まで入れようとする力が働くんです。
愛のある行為が大きなポイント
になることも忘れないでくださいね♥
まとめ
もっとも妊娠しやすいポイントは
・排卵日2~3日前~排卵後1日
(排卵してから24時間)
・最低でも3日に1回
・水っぽいサラサラのおりもの
・愛のある行為
「愛のある行為」も
妊娠しやすいポイントに入れておきました(笑)
タイミングがわかれば
妊娠できるはずのカップルも
義務的な行為に気持ちが沈んでしまって
逆に妊娠から遠ざかってしまっている
場合もあるかと思います。
少しでも“義務”“プレッシャー”から
解放するためにも
回数やタイミングにこだわり過ぎずに!
やはり「愛のある行為」は
妊娠のカギになるのかもしれませね。