妊娠検査薬の陽性反応に大喜びしていたのも束の間…
病院で検査してみたら
「妊娠していませんね」
天国からのこの診断はまさに地獄…
どうしてこんなことになってしまったのでしょう。
妊娠検査薬の陽性反応が
間違いである確率や原因を調べてみました。
もくじ
妊娠検査薬の正確さは?
妊娠検査薬が反応するのは、妊娠が成立したことで分泌される
hCGというホルモンが
妊娠検査薬に反応することで判定する事ができます。
検査薬の正確さは99%以上と言われていて
早期妊娠検査薬(生理予定日当日から検査可能)でも
生理予定日の
3日前で50%
2日前で70%
1日前で85%
という確率で判定する事ができます。
正しく使うことで高確率の検査結果を得る事ができるので
日頃から基礎体温を測り正確な生理予定日を把握するようにしましょう。
間違って陽性反応が出る原因って?
妊娠していないのに陽性反応が出てしまう
原因は以下の事が考えられます。
原因1:尿に血・タンパク質・糖が多く含まれている場合
腎臓の機能低下の可能性がありますので
病院を受診するようにしましょう。
原因2:hCGホルモンを投与している場合
不妊治療などで使用されるホルモン剤ですが
投与している場合は体内に
hCG(5000~10000単位)を入れるので
検査薬が反応してしまいます。
原因3:hCG生産腫瘍
絨毛上皮種(ジュウモウジョウヒシュ)などの
hCGの生産腫瘍にかかっている場合があります。
悪性の場合ガンになってしまう場合もありますので
すぐに受診するようにしましょう。
原因4:異常妊娠
子宮外妊娠や胞状奇胎などの異常妊娠の場合も
検査薬が反応する事があります。
逆に反応しないこともあるので
生理が遅れているなどの症状がある場合は
受診するようにしましょう。
原因5:化学流産
妊娠(着床)しても、何らかの原因で
流産してしまった場合は
残っていたhCGが反応する事があります。
原因6:閉経後
閉経した女性の尿には
hMGというホルモンが分泌され
妊娠した場合はhCGホルモンが分泌されます。
検査薬はhMGとhCGを分けて検査できないため
偽陽性という結果になってしまいます。
妊娠しているのに陰性になることも…
原因1:検査が早すぎた
生理が不順だったり
ストレスや疲れで生理が遅れていたりすると
排卵日がずれて生理が遅れていたということが考えられます。
基礎体温を測ることで
排卵日を予測する事ができるので
日頃から基礎体温を測ることをお勧めします。
原因2:尿の濃度が低かった
水分を多量に摂取していたり
さっきトイレに行ったばかり…
などの場合はhCGも薄くなってしまうので
反応しないことがあります。
原因3:多胎児でホルモン濃度が高すぎた
妊娠検査薬の反応限度を超えてしまうと
きちんと判定する事ができません。
原因4:異常妊娠だった
子宮外妊娠などの異常妊娠の場合も
反応する事があります。
いずれにせよ、子どもと母体の安全を考えて
陽性反応が出た場合や陰性でも
「いつもと違う」と感じた場合は
なるべく早く受診するようにしましょう。
◎まとめ
妊娠検査薬は99%以上の確率ですが
やはりプロの診断ではありません。
検査薬が陰性でも
それなりの処置をしなければならない状態になっているかもしれませんし
陽性反応でも多胎妊娠・異常妊娠など
母体や子どもの安全を守らなければいけない場合があります。
いつもと違うという感覚は人それぞれですので
生理前の自分の症状や体温を把握しておくことで
妊娠もその他の病気も早期発見する事ができますよ٩( ᐛ )و